肩を回すと音がする
肩を回す事さえ珍しいのに、音に気付くと言うことは、
大きく動かしていないのに、音がする証拠です。
なんか痛いな〜位で気付く人も多く、
気になってしまうと、余計に動かしてしまいます。
そのうち、ある角度で肩に力が入らなくなるくらいに痛くなり、
でも、その角度を超えると痛くない。
特徴は、動きの途中で痛む。これです。
ちゃんと病名がついています。
【滑液包炎】と言います。
滑液包って何?
簡単にいえば、筋肉と筋肉の間や、腱と骨の間にある袋で、
筋肉同士の摩擦を防いで、筋肉を痛めないようにしているのです。
痛めないようにする袋なのに、この袋自体が腫れてしまうと、痛むのです。
この袋は、人体に150個以上あると言われています。
特に腫れやすい部位のひとつに肩関節があるのです。
肩関節でも7個もあります。
これらの袋が何らかの摩擦によって腫れるのです。
でも、私何もやってないんだけど〜
そんなんですよね〜
何もやってないのにある時から痛むのです。
肩まわりの筋肉が硬くなりすぎて、
摩擦を引き起こしているのです。
なぜそんなに硬くなってしまったのか?
しかも突然に・・・・・・
突然ではないんです。
前から筋肉や腱が硬くなっていて、袋も少し腫れ気味で、
重い荷物を少し長く持ち歩いた、それぐらいの事で強く腫れ出すのです。
なんか痛いと思い、ぐるぐる回し過ぎても腫れが強くなります。
なんでもかんでも、動かせば良い訳ではないのです。
もっと根本的原因があります。
肩が内に巻いているのが原因です。
肩が内に巻けば、肩関節の前側の筋肉は、
全て縮んだままの生活になります。
その生活を続けていると、知らぬ間に滑液包の摩擦を強くしているのです。
そのせいで、ちょっとした事なのに腫れが強くなって、痛みとして出てくるのです。
肩が内に巻く原因は、もちろん姿勢ですから、
日頃の姿勢が肩関節にも影響している事が分かります。
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