腰痛でも色々ありますが、その原因を私の知識と結びつけながら
説明していきたいと思います。
ぎっくり腰といえば、どこのサイトでも閲覧可能で、いくらでも調べることが出来ます。
原因はともかく、それじゃない知りたいことはなんだろうと考えました。
・防ぎようがあるのか、ないのか?
・なぜなる人と、ならない人がいるのか?
ではないでしょうか?
ぎっくり腰その①【筋挫傷】は、突然訪れます。
そもそもぎっくり腰とは、総称でその痛みの元は数種類にわかれます。
【筋挫傷】筋肉の肉離れです。
腰の筋肉は何層ににもなっています。
一番表面にある筋膜、その下にある広背筋、サイドにある外腹斜筋。
これらをめくると深層の筋が現れます。
脊柱起立筋、腰方形筋、内腹斜筋、腰肋筋など。
どれが切れても痛みを発します。
他のぎっくり腰は別として、筋肉の挫傷の程度が判別できます。
その筋肉を伸ばして痛いが、縮めても痛くない場合は軽傷です。
その筋肉を伸ばしても、縮めても痛い場合は重傷です。
筋肉の束を多く切った時の方が、筋肉を縮める時に痛くなるので
腰を起こすことが出来なくなる訳です。
さらに、浅い筋肉より深い筋肉を切った方が動けなくなり
深い筋肉でも、背骨に近い方がより動けなくなるといった具合になります。
外からの外力(交通事故や転倒、転落、誰かがぶつかってきた)などで
筋肉を挫傷してしまうことは、防ぎようがありませんが、
そんなことがないのに、自分の動きだけで筋挫傷を起こしてしまう人が多いのです。
それらの人の問題点は、腰の支えにあります。
普段から腰を支えられていないのです。
支えがなければ、腰の筋肉に余計な負荷がかかります。
ちょっとした動きの瞬間でも筋肉が切れてしまうのです。
腰を支えるものとは何でしょう?
下腹部の締めです。
決して、息むや力むとは違います。締めです。
下腹部が普段から緩んでいるので、上半身の重みが全部腰に乗るのです。
乗った状態で、不意な動きをしたり、重い物を移動した時にやっちゃうのです。
下腹部の強さの代表は、お相撲さんだと思います。
特に、千代の富士はすごかったですね~かっこよかったですね~
あの廻しの下には、どれほどの筋力が隠されていたのでしょう。
小さい身体で、大きな相手をぶん投げる。
下腹部が弱ければ、すぐに腰が壊れてしまいます。
下腹部が強いからこそ、足にも力が伝わったのだと思います。
私は、ぎっくり腰をした人に、物を取るときは、
足からかがんで腰を落としてから、持ち上げて下さい。とは言いません。
下腹部の指導を行います。
足からかがんで腰を落とすような動作ばかり繰り返していると、
腰椎は、丸々機会を失います。
反ったり、丸まったりを繰り返すから腰は、柔軟性を保てるのです。
下腹部の指導なしに、動きの制限の指導ばかりすると、
やがて、腰の筋肉は常に張り詰め、慢性腰痛へと変化します。
ぎっくり腰を繰り返す要因ともなるのです。
下腹部締めてますか?
下腹部は、朝起きたら寝るまでずっ~と締まりっぱなしが普通なんです。