もちろん足を揉めば、血行が良くなって、
上半身や全身にも影響するのは解ります。
私の施術も、腰お尻から始まって、足を先に揉んでから、
背中や頚肩に行きます。
でも、もっと足じゃなくて、腰自体をたくさん
やって欲しかったと思うことはありませんか?
直接患部には触らないで、遠い関節から狙う先生も増えています。
急性期で患部に炎症がある場合は、直接触ってしまうと筋繊維や
毛細血管を痛めるので、私もそうしています。
ですが、急性期でもなく、患部に炎症もなく、硬くて筋肉に緊張が出ていて
発痛物質を出し続けている状態や、神経を圧迫している状態の時、
やっぱり直接狙う方が早いです。
なぜか?
全身を治療したとしても、最悪な状態になっている
筋肉や関節のポイントには、遠隔からは効いておらず、
結局そこに戻り、もう一度狙う施術をするからです。
骨格を全身矯正行いながら施術しても、同じです。
直接、その筋肉を究極に緩める技術や、
直接、その関節を究極に動かせる技術があるならば
直接それらを狙った方が、早く取れるのです。
これは、私が長い間、
部分的な施術の【整骨】と、全身の【リラクゼーション的整体】と
根本的な全身の【骨格治療整体】この3つを同時に経験してきたからこそ言える事実です。
同じように、頚や肩こりでも、遠隔の腕から狙う治療家もいます。
骨格的に言えば、骨盤を矯正して、背骨を矯正して、頚の治療と言うなら
解りますが、筋肉的には、骨格を治した後でも、硬い物は硬いので、
直接狙う方が、即効性があり、喜んで帰ってもらっています。
決して、遠隔からを否定はしませんが、
私の治療は、直接好きにはたまらない物かも知れません。