人を治す側の人間が、見本となる姿勢でいることは当たり前です。
どんなに良い説明や指導を受けても、担当の人の姿勢がイマイチなら、信用できません。
術者の姿勢を見極めるポイントは大きく分けて3つあります。
①下腹が出ていないか
姿勢を作る上で最初に重要なのが、下腹部の締めです。
この時、上のお腹が少々出っ張っていても気にしないで下さい。
(私のお腹が出ているから、それを正当化しようという訳ではありません(*0*;)
もしも、下腹部が出ていて、腰を反るような体型ならば、
姿勢について、とやかく言う資格はないと思います。
基本中の基本を、自分で実践していないのですから
施術者としては、失格です。
②背中が丸くないか
背中が丸い施術者に、
「普段から姿勢を良くして下さい」なんて言われて時には、
「その言葉そっくりそのままお返しします」と言いたくなります。
日頃から、体に携わる人間が、何も意識していない証拠です。
「自分もすごい肩こりでして~」なんて言い出したら
目も当てられない状態です。
③あごを引いている(ストレートネック)
デスクワークが少なく、立ち仕事で人の施術するのが日常なのに、
首が真っ直ぐで、あごを引くような感じなら、正しい姿勢をはき違えています。
自分は、正しい姿勢の作り方を知っているかのように話しますが、
ほとんどが、メディアや雑誌で言われていることの受け売りです。
「そんなこと前から知っているわよ」と言いたくなるような事を、長々と説明されるでしょう。
このように、施術者の姿勢一つ見るだけで、
体について、真摯に向き合い、自らも実践しているのか
他の人に指導できる自分でいるのか
見本として、常に正しい体の使い方をしているのか
などが、見えてきちゃいます。
だからといって、ムキムキに鍛え上げている施術者に
それを求められても困りますが…